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米老舗高級百貨店チェーン大手ノードストロム<JWN>は11日、20代の若者向けアパレル市場に進出するため、英国の若者向けアパレル専門店「トップショップ」などを保有する英オンラインアパレル小売大手ASOSと戦略提携を結ぶことで合意。米経済専門チャンネルCNBC(電子版)などが12日に伝えた。
戦略提携に基づいて、ノードストロムはすでにASOS傘下のトップショップやトップマン、ミス・セルフリッジ、HIITの4ブランドの少数株式を取得した。金銭的な条件など詳細は明らかにしていない。また、ノードストロムはトップショップなどの4ブランドの北米での独占販売権を獲得した。ただ、このうち、トップショップとトップマンのブランドについては、ノードストロムは12年から米国で独占販売している。さらに、今秋からノードストロムでASOSのブランド商品をオンラインで注文することが可能になり、これまでノードストロムに来店しなかった若い世代の集客を狙っている。
今後、ノードストロムはASOSとの戦略提携を拡大していく方針。一方、ASOSはノードストロムとの戦略提携を通じ、米国やカナダでの事業を拡大したい考え。ASOSは21年2月、20年11月に経営破綻した英国の女性用ファッションブランド大手アルカディア・グループからトップショップなど4ブランドを買収している。